女子学生の「大阪人川柳」

 

 私が受け持っている相愛大学の現代大阪論の授業で、「大阪人川柳」づくりをしている。大阪人分析を「575」で表現してみようとの試みだ。とりわけて、川柳の作り方といった指導はせずに、自由に詠んでもらっている。「大阪人を誉めよう」の一句と、「大阪人、反省しなさい」の一句、そしてフリーな一句。集まった作品は、私の予想を超えている。面白い。的確に大阪人を切り取る。表現力がある。「近頃の若者も、捨てたものではない」と思わせた。2000年8月には、春からの受講生の作品を「あべの・ルシアススカイギャラリー」で展示した。 。

 

 

※知らん人でも、すぐに友達になるのが大阪人。

  犬にも、「散歩してんの」とはなしかけますもんね。

 

気ぃつけや 肩ひも出てると おしえてくれた (大阪大好き)

   

道迷い たずねた人と いどばた会議  (関西人もどき)  

  

近所とは 友達みたいな 関係や (モンチッチ)

 

誰にでも すぐに声かけ 友達輪 (私は大阪人)

 

誰にでも きさくにしゃべれる 人多し (Letsでgogo!!)

  

ひとりでも こわいものなし 皆仲間 (スッポン)

 

よその子も 平気でなぐる そのこころ (パル吉)

 

道きけば そこまで案内 添乗員 (キャンディー)

 

いらっしゃい いつも明るく 声かける (はな)

 

おせっかい そこがいいとこ みなならお (初心者の一句)

 

おねーちゃん ええ人やから まけたるわ(ええ人)

 

店前で 親しみやすい ヘイまいど!(花柳華輪)

 

大阪人 東京人より 親しめる

 

大阪は 人情あふれる 下町だ(刹那)

 

人情は 人一倍の 大阪人(ぷりんちゃん)

 

大阪人 きついが人情 あふれてる(はよみろわれ

 

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